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「鈴本ユカさんの小さな幸せ」

以前お知らせした、携帯メール小説大賞ですが、Webに載ったみたいです。
こちら。
http://quilala.jp/prize.html
(9月20日以降は、http://quilala.jp/prize_bn.html)

携帯メール小説ということで、携帯電話から読むとより一層風情があります。携帯はこちらになりますね。
http://quilala.jp/q/

はい。ということです。
それにしても、月間賞というだけでも驚きなのですが、なんとダブル受賞です。超びっくりです。何があったのでしょう。

ただ、最初に電話でその報せを受けた時には素直に「やった、嬉しい!」とはいきませんでした。
というのもですね、携帯メール小説大賞の選考委員の佐藤正午氏。この人が、よく厳しい選評を書くのです。厳しい、というか、愛がない。
前回なんて、ひどいものでした。

「……(中略)……でも一番面白かったのでこれを選びます。一番面白かったというのは文句なしに面白いという意味ではなくて、他の候補作にくらべればまだ面白い、くらいの意味です」

これ、賞取っても嬉しくないし!!!
他の作品書いた人たち(含僕)、へこむし!

とまあ、佐藤正午さんのコメントは大体こんな調子。
もう一人の盛田隆二さんが「今回もレベルが高く、選考は苦労した」的なことを書いてくれる一方で、「今回もレベルが低く、選考は苦労した」的なことを(まあ、さすがにそこまでは言いませんけど)書いてくれてます。まあ、いい感じにバランスがとれているのかな。

そんなわけですから、受賞の連絡が届いた時に真っ先に思ったのは、
「……佐藤正午にボロクソ言われる!!!」
でした(笑)。

ところが、選評見たら珍しく(?)褒めてるし!!!
何が評価されたのか実はさっぱりわからないというのが本音なんですが、嬉しいことには変わりないです。

今回の小説は、僕としては文章が実に拙かったと思っています。
でも、評価された。
嬉しい反面、戸惑いもあります。
次は、推敲を重ねて、自分でも胸を張れる出来で賞を取りたいです。

ところで、ダブル受賞って賞金は倍にならないんだって。ショックだよね。
by cos_ary | 2005-08-20 23:41 | 小説


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