日本での発売が1ヶ月遅れることで物議を醸したAppleのiPadですが、我慢できずに輸入代行を通じて買ってしまいました。
先ほどはしゃぎすぎて不気味な写真をブログにアップしてしまいましたが、少し落ち着いてきたので第一印象をレビューなんぞしてみたいと思います。
ちなみに、この手のレビューの定石に従って、この文章は全てiPadで書いてiPadからアップしてます。
サイズ、重さ
「大きさ」というのは実際にそのものを自分で見てみないことには感覚がわからないものです。
iPadもしかりで、実物を目にすると「想像よりもサイズが良い!!」というのが最初の感想でした。
大きい、とか小さい、とかじゃなくて「良い」のです。
手元で扱うのにじゅうぶんな広さを備えつつ、それでいて邪魔にならないという絶妙なサイズ感。
そして薄い!
持ち運びは全然苦になりません。MacBookAirが重機に思えるほどです。
あまちにも正解すぎる、理想的大きさと言って良いでしょう。
ただし、重さについては、ずっと片手で持っていると少し疲れてきます。
少しですけれど。
画面
広くて快適!
発色も綺麗だし、視野角も広い。
けれど、解像度についてはそこまで高くはないといった印象です。
近くでよく見ると、ちょっとしたドット感があります。
ただ、iPadの使用スタイルを考えると、画面に顔を近づけて作業するということはあまりなさそうなので(iPhoneなんかだと画面が小さいので顔との距離が近くなりがちですがiPadではそういうことがない)、まったく問題なしです。
質感
MacBookProに似ています。当たり前といえば当たり前ですが。
アルミはしっとりと手になじみ、ガラスはクリアで指に優しい。
けどまあ、当然のごとく、例によって、言わずもがな、タッチ操作の度にガラス画面は皮脂で激しく汚れます。
稼働中はバックライトの光があるのであまり気にならないのですが、画面をスリープにするとベタベタに皮脂がついてるのが目に見えて、うわぁげんなり、です。
ついでに言うと、画面がスリープの時はガラスのクリアさと画面の広さのおかげで、自分の顔がびっくりするほど鮮明に映りこみます。うわぁげんなり、です。
サウンド
まったくもってノーマークだったんですが、それだけに最も衝撃を受けたのが本体のサウンドです。
iPhoneと同じく本体下部にスピーカーを備えているのですが、なかなかしっかりした音を出します。
そしてその音が、本体に響くんです。
こう、iPadを通して、手に音が伝わってくる。
これがなんともすごくてなんとも素敵。
アルミの手触りとあいまって、実に見事な体験を提供してくれます。
この瞬間に、改めて恋に落ちました。そんな感じ。
iPhone用アプリの挙動
iPadではiPhoneのアプリも使えるのですが、デフォルトでは画面中央にiPhoneサイズで表示されます。
これ、なんだか殺風景というか惨めというか、とにかくいけてないなーと思ってたんですが、使ってみるとそんなことありませんでした。
いけてました。
画面サイズいっぱいくらいまで引き伸ばす2倍モードもあるんですが、むしろそっちの方がいけてません。
拡大されることでドットが粗くなって、iPhoneだとあんなに綺麗な画面だったアプリたちがとても残念なルックスになってしまいます。ギョウウング。
……とは言ってみたものの、実際にはアプリによって等倍と2倍の向き不向きがあります。
産經新聞とかpixivとかは、2倍の方が快適ですね。特に産經新聞は圧倒的。
あとはリバーシとかモノポリーなんかのボードゲーム系も、サイズが大きいと人対人の対戦がやりやすいです。
エスプガルーダIIみたいな弾避けシューティングも、当然画面が広い方が弾を避けやすい。
一方、文字中心の辞書アプリなんかは、拡大するとジャギーがすごく目立って残念な気持ちになるので等倍がおすすめです。
バッテリー
すごく持ちが良いというもっぱらの噂ですが、まだ長時間使用をしていないためか、実感はできてないです。
ただ、少なくとも一瞬で電池がなくなって困る……ということはないです。
とりあえずのファーストインプレッションはこんなところです。
とにかくとにかく、持ち運ぶのにはすごくコンパクトで、それでいて画面(表示スペースだけではなく、作業スペースでもある)はじゅうぶんに広いという、圧倒的な利便性が強く印象づけられます。
一度使うと引き返せません。怖い。
たぶん、後ほどアプリごとの細かいレビューも書いてしまうかもしれません。